>ぎんねずさん
新年から5ヵ月以上経過しております。大変失礼しました。
どの新聞でしょうか? 今頃尋ねても回答があるわけもなく・・・。
>DS星人さん
「離魂術」が翻案だったとは、10年以上ぶりの地味なショックです。なるほど実は密かな翻案が多いという点に気がつかなんだ。
會津先生の編まれた本とは、これは遅れてでも買わねばですね
>黒田さん
先月届いていました。ありがとうございます。
後日活用させていただきます。
御無沙汰しております。
『である』創刊号掲載の「西洋笑話」ですが、現物を確認しているので、近いうちにコピーをお送りします。
この他にも(すでにテキスト入手済み分があるかも知れませんが)幾つか資料を入手したので、まとめてお送りします。
はじめまして、アイナット様
既に御存知かもしれませんが、東京創元社の新刊『怪樹の腕』に甲賀三郎「離魂術」が初収録されています。
下の書評で、戦前探偵小説をお好きな方が紹介されているのを見て、早速購入しました。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4488013066/ref=cm_cr_pr_top_recent?ie=UTF8&showViewpoints=0&sortBy=bySubmissionDateDescending
この方がおっしゃってるように、甲賀の科学小説集もぜひ発売してほしいですよね
もうひとつのZEPHYROSというレビュアーは、この本の収録作が翻案色が強いのをわかってないようですが。
新年おめでとうございます。
初めてこちらに書き込みさせていただきます。
推理小説はたまに読む程度で甲賀三郎の作品も読んだことがないものですが、偶然新情報と思われるタイトルを新聞で発見しました。
小説リストで見つからなかったので知られていない作品ではないかと思います。
そういった情報はこちらへ書き込んでよろしいでしょうか?
タイトルは「假面鬼」です。「蟇屋敷の殺人」を読んでいないので関連があるか分かりません。
アイナット様
自身のコメントを読み返していて、赤面もののミスに気がついたので、訂正いたします。
「「琥珀のパイプ」の改変の件」の、引用箇所のうち、「作者と相談のうえ」は・・・ありえませんね。
「作者の遺族と相談のうえ」とさせてください。
合わせて、「ミステリの祭典」のレヴューのほうも、そのように直しておきます。
いや、失礼いたしました。
おっさん拝
アイナット様
日本図書センターの<甲賀三郎全集>第5巻で、「琥珀のパイプ」を読んでいて、導入部の改変に気づきました。
甲賀マニアには、あるいは周知のことかもしれませんが・・・
念のため、「ミステリの祭典」に本日付けで投稿したレヴューのなかから、当該個所に言及した部分を引用します。
今回、オヤッと思い、創元推理文庫『日本探偵小説全集1』所収の「琥珀のパイプ」と照合してみると――――同文庫p.204の8行目〜p.205の12行目までにあたる文章が削られ、前後の文章に修正が加えられていました。
登場人物の一人が軍備拡張論をとなえる個所なので、本書の定本となった湊書房版(昭和二十三年の刊行。日本がまだ、GHQの占領下にあったことに留意)の編集部が、作者と相談のうえ自粛したものと愚考しますが、そのために、削除部分で言及されていた、ある人物の家の紹介が唐突なものになっています。(引用終わり)
そこでアイナット様にお伺いしたいのですが、この修整ヴァージョンの「琥珀のパイプ」は、湊書房(=日本図書センター)の全集版限定のものでしょうか?
それとも、戦後のある時期まで、このヴァージョンの「琥珀のパイプ」が定本化していたのでしょうか?
ご教示願えれば幸いです。
おっさん拝
おっさん様
ご丁寧にご報告ありがとうございます。お役に立てたようで幸いです。(一応甲賀三郎の作品類をまとめたいという本サイトの目的が少しでもが叶っているようで幸いです)
「ミステリの祭典」というサイトが在ること自体、認識していませんでした。いくつか書評を読ませていただきましたが、甲賀三郎の読者がいるということだけでも嬉しい限りですね。
今後の書評も楽しみにさせていただきます
アイナット様
はじめまして。
「ミステリの祭典」という、公募系の書評サイトに投稿している、おっさん と申します。
本日、同サイトに甲賀三郎の『池水荘綺譚』のレヴューを投じるに当たり、書誌的な事項の確認で、「甲賀三郎の世界」を全面的に参照させていただきました。
当該文章の中でも、その旨を表記しましたが、あらためてお礼申し上げる次第です。
それでは、ますますのご研究の発展と、ご健筆を祈念しております。
おっさん拝
てすト
情報ありがとうございます。
「言ノ葉迷宮」GOOGLEから検索していきました。
甲賀三郎の少年物がこのような形でゲーム化されるとは、意表外でした。これは探偵小説の新しい形のヒントになるのかも。
言ノ葉迷宮ってサイトで、
甲賀三郎氏の小説を元にしたゲームが公開されてます。
風岡くんは男か女かというネタは笑えました。
てsp
かなり久々にメンテしてみたら相当酷いことになってた様子。
cnドメインで下手な日本語使って日本人名等を名乗って書き込むとは・・・、そもそも効果ゼロ間違いないのに。
とにかく悪事はエレガントに
アナイット様
お久しぶりです。
お送りした資料、お手元に届きましたでしょうか? しばらくネット不通状態でしたので、事前連絡ができず、突然の送付となってしまい、失礼致しました。
同封の手紙に書きました甲賀作品掲載雑誌情報ですが、ほとんどが未見の為、あまりお役に立たなかったかも知れませんが、今後の作品探究の参考になれば幸いです。
お初にお目にかかります。
質問です。一応『蜘蛛』のネタばれ注意!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
青空文庫で読める『蜘蛛』に言及されてる、
一階と上階を使った殺人トリックというのは、
外国の探偵小説に出てきたものだと書かれていますが、
誰の何という作品なのでしょうか?
ご存知の方、よろしくお願いします。
佐山様
返答が遅れて申し訳ありません。(このような怠惰な管理ぶりで心底より恥ずかしい限りです)
初耳でした。素晴らしい大発見情報ありがとうございます。
今になっても発見される地方雑誌。そして自治体の図書館に残っているというのがまさに僥倖ですね。
独り言
今日やっとメールを確認すると、関連情報を下さった方がおりました。後ほど返信させていただきます
初めて書き込みします。
すでにご存知かもしれませんが、1年ほど前、「北方日本」という雑誌が発見されました。
その中に甲賀三郎の「朔風」という長編が連載されていることがわかりました。
昭和18年5月〜19年3月までです。
北海道立図書館の北方資料室にマイクロフィルムで所蔵されています。
確認ができていないようでしたら、是非、お確かめ下さい。
・・・・・
南郷力丸さま
見ず知らずの所、どうにも申し訳ありません。買いかぶられすぎますと、恐縮もしてしまいますが、せっかくのご好意、ありがたく頂戴いたしたく思います。
それで連絡方法ですが、差し支えなければ、まず南郷力丸さまから、「inat@pop.117.cx」宛にEメールを出して頂きたいのです。
その後にこちらから折り返し連絡先を含むEメールを返信いたします。どうにもご面倒をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。
既に複写済のものが手元にあります。送ってさしあげたいが、どうしましょう。猶、諸経費に就いては一切ご配慮無用。貴兄の熱意と努力とに対する敬意のしるしとしてお受け戴きたいのです。
南郷力丸さま
本当ですか。
それはもう興味津々ですので、ぜひお願いしたいところです。
メールをお待ちしています。
素人の私がこれほど調べれたのは、甲賀三郎が多作のため、最初期の調査に徒労が少なく、スムーズに進んだというのもあるかもしれません。
もちろん多くの方々のご協力おかげでもありますし、
最初の調査時期が大学生4年だったという時間的余裕もあります。
よく調べましたね。ところで「血染の紙入」「血染の裸女」「証拠の写真」のテキストなら提供出来ますが。興味がおありなら。
しばらく表からは切り離しておきます
テスト
いやはや
甲賀三郎の事は、書物に載っているのを拝見したばかり。僕は、小説家を目指す者です。だから、今日、初めてこのサイトを見た時は、感無量になりました。
言い訳はいたしませんが、たいへん失礼いたしました。
ありがたく情報頂戴いたします。
> ご無沙汰致しております。
> 週刊朝日昭和9年銷夏読物号26巻6号に
> 甲賀三郎名義の『變質者の復讐』という短編が掲載されておりました。書き残しておきます。
こんな掲示板を荒らすなよ・・・・・・・・。
最近は本当に酷い。日本人として恥を知ってもらいたいもんだ。
ご無沙汰致しております。
週刊朝日昭和9年銷夏読物号26巻6号に
甲賀三郎名義の『變質者の復讐』という短編が掲載されておりました。書き残しておきます。
ゼファー生さん、レスが遅れて申し訳ありません。
青空文庫の方で、一気に4作アップロードされたこと、率直に嬉しく思います。一人でも多くの人に認知されていけば、嬉しい限りですね。
はじめまして、青空文庫の作品を、Palm DOC 化しております、ゼファー生と申します。
本日、青空文庫にて、久しぶりに甲賀三郎の 4作品が公開されました。これを機会に、「甲賀三郎再認識の気運が高まってくれそうな予感」も現実のものになればいいですね。http://palm.nishinari.or.jp/?%BA%EE%B2%C8%CA%CC%2F%A4%AB%2F%B9%C3%B2%EC%20%BB%B0%CF%BA
これは、更に更にお孫さんにも書き込みに来て頂けるとは、何重の仕掛けにびっくりしてしまいました。
現在における甲賀三郎の知名度は確かに低いですが、幸い今だと本屋で手に入る本も随分増えてきていますので、巧く知名度回復していきたい所ですね。
それと深草淑子女史がミステリーチャンネルにも登場していたんですね。ミステリーファンの間で甲賀三郎再認識の気運が高まってくれそうな予感がしてきました。
はじめまして。↓の深草淑子の孫つまり甲賀三郎のひ孫です。なんだか変な自己紹介ですが。
私たちも祖母の出版にはびっくりしています。
でも出したからにはと友人知人に広め、そのつど甲賀三郎の説明をしています。大学の先生で甲賀三郎を知っている方もいました。これを機にまた広まっていくといいですね。
あとこの本の紹介を兼ねて祖母はスカイパーフェクトのミステリーチャンネルに出演しました。
祖母はインターネットはそれほどでもありませんが携帯はばりばり使っております。私にもよくメールがくるんですよ。
お返事が遅れて失礼しました。
どうも初めまして。甲賀三郎を愛読してますアイナットと言います。この掲示板に書き込んで頂けるとは感激の限りです。
それにしてもご本人の書き込みを前にして言うのもおかしなことですが、今回のはまったく夢にも見なかった事態でした。あの甲賀氏の血縁者、それも次女の方の作品が読めてしまうなんて、本当に驚きました。
作品の方も先頃読了しています。とても79歳の処女作とは思えない面白さで、架空の異国の扱いはとても巧かったと思います。
ぜひ次回作も期待しております。
それにしてもインターネットも使いこなしておられるようで、この点などもまったくもって驚いてしまいました。携帯電話ネタが普通に出るわけだと思いました。
私は、甲賀三郎の次女です。今度初めて推理小説「愛国者」を出版しました。驚く無かれ79歳です。
終戦の年の2月に旅先で急死した父甲賀三郎はまだ52歳で、もっと書き続けたい無念の気持ちがあったと思います。私は父の鎮魂の為と思いこの一冊を書きました。おひとりでも多くの方に読んで頂ければと思います。よろしくお願いします。
引っ越し後のテスト
>おどるさん
代理購入はこちらこそがお世話になった者です。ありがとうございました。
二年も前に「日本統治期台湾文学集成9 台湾探偵小説集」なる本が出版されていること自体全く存じませんでした。
挙げてくださいました昭和六年のその情報も全く存じ上げないもので、(絶対完成することがありえない)ノン小説リストに記載させて頂きます。ありがとうございます。
「探偵小説の二要素」の初出については探求できていません。なかなか評論系の初出を探すのは難しいです。小説でも困難なのに、更に探索しないと行けない範囲が格段に広がりますからね。
お役に立てず、申し訳ない限りでした。
>襟裳屋さん
どうも初めまして。ご覧のような有り様で申し訳ない限りです。
竹中英太郎の挿絵探求とはまた大変なことにチャレンジなさっているんですね。
そして甲賀作品の初出情報、たいへんありがとうございます。助かります。
私に何かわかりそうなことがありましたら、どうぞご遠慮なくお願いします。
もっとも私の知ってることはこのサイトで公開済ばかりにはなりますが・・・。
>おくぎみきおさん
お返事遅れて申し訳ありません。
甲賀は探偵小説界の中心部と一定の距離を置き、彼らと行動を共にしていたそうですね。
探偵小説界でも世話好きであったし、時代小説界でもそうであったということでしょうか。
謝らねばなりません。
遅レスにもほどがあります。
レスを返していきます。
こんばんは。アイナットさん
この名前でご挨拶するのはたぶん初めてではないかと思いますが、先日、台湾の甲賀三郎と乱歩を代理購入させていただいた者です。その節はありがとうございました。
ところで私はこのところ台湾づいておりまして、戦前、台湾で発表された探偵小説が、何冊か日本で復刻されているということを知り、読んでみるという機会がありました。
その一冊に2002年11月に緑陰書房で刊行された「日本統治期台湾文学集成9 台湾探偵小説集」という本があります。編者は日本統治時代の台湾文学を研究なされている中島利郎氏です。
この本には巻末に「台湾探偵小説年表」というものがついており、1931年(昭和6年)の項に、甲賀三郎の名前がありましたので、ご報告いたします。
1931年1月15日 甲賀三郎「探偵小説の話」(「台湾警察時報」二四 通巻一七三)
1931年2月1日 甲賀三郎「探偵小説の話」(「台湾警察時報」二五 通巻一七四)
1931年2月15日 甲賀三郎「探偵小説の話」(「台湾警察時報」二六 通巻一七五)
1931年3月1日 甲賀三郎「探偵小説の話」(「台湾警察時報」二七 通巻一七六)
もしご存知でしたら失礼いたします。
最後に、甲賀三郎の「犯罪・探偵・人生」に収録されている「探偵小説の二要素」の初出誌が気になっているのですが、もしおわかりであればお教えください。
はじめまして。
ネットの片隅で『襟裳屋』という横溝ファンサイトをやっております襟裳屋と申します。
思うところがあって、最近では竹中英太郎の挿絵探求などをやっており、色々と調べているなかで、甲賀三郎作品にも沢山の挿絵を提供されていたことなどもあり、こちらのサイトの貴重な資料には大変勉強させていただきました。
御礼申し上げます。
その御礼といってはなんですが、
甲賀三郎 作品リストα版
の下の方に“年代及び初出誌、調査中”とある中に
『悪魔の勝利』という作品についての記載がありますが、
竹中英太郎の作品譜「百怪、我ガ腸ニ入ル」に
甲賀三郎作品として記載がありましたので、
調べてみましたところ、
昭和6年1月1日発行の週刊朝日新年特別号(第19巻第1号 通巻496号)に掲載していることがわかり、本日確かめてきましたので、僭越ながらお伝えさせていただきます。
また、諸々、甲賀三郎作品に関しては全然門外漢なものですから、質問などさせていただくこともあるかもしれませんので、
その時にはまたよろしくお願い致します。
文藝春秋からの村上元三の回想によると、甲賀三郎は、戦前、長谷川伸の集まりで、土師清二とともに重鎮として睨みを効かせていたといいます。
今となっては甲賀三郎の意外な一面となりましょうか。
>浜田知明さま
またも情報ありがとうございます。
リストに反映させていただきました。教えていただいた『大衆文学大系・別巻』もそのうちチェックしたいと思います。「冨士」については途中で気が付いてはいましたが、そのままにしていました。今度修正したいと思います。
「〓「わら」」は、ご指摘の東リの漢字です。
不慣れゆえ、打ち出すことが出来ませんでした。お詫びもかねて、
小説情報
「天賞堂金塊事件」、「日曜報知」昭和8年5月14日号
*大下宇陀児、水谷準との連作で、甲賀氏は、第3回を担当
随筆情報
「偶然とは?」、「東京朝日新聞」昭和4年3月12日
*『犯罪・探偵・人生』に収録
「空似の恐怖―炉辺物語」、同・昭和5年12月20日、22日〜25日
*実話や執筆についての題材をテーマとしたエッセイ・シリーズの1編。『犯罪・探偵・人生』に収録
「バラバラ事件―鉄箒」、同・昭和7年10月25日
*自身が小説化した、例の事件について、その解決後に、読者投稿欄に投稿したもの。一種の自慢話
以上、『朝日新聞記事総覧・人名索引』から拾って、縮刷版で確認しました。
「ハイデルベルヒ」、「大衆文芸」昭和2年7月号
*『犯罪・探偵・人生』に収録
「夢を見なくなった話―初夢物語」、「婦人サロン」昭和5年1月号
「装身具―笑ふべき現象」、同・昭和5年3月号
*『犯罪・探偵・人生』に収録
『文芸春秋三十五年史稿』文芸春秋新社、昭和34年4月
『中央公論総目次』中央公論社、昭和45年11月
の総目次(目次の写真版)もチェックしましたが、漏れはありませでした(目次に載っていない、アンケート回答や、座談会出席者は、現物を当たらなくては、わかりませんが)。
「講談倶楽部」「キング」「冨士」「オール読物」「日の出」の小説に関しては、『大衆文学大系・別巻』に総目次があります(「富士」ではなく、「冨士」が正しい誌名です。こだわる人は、こだわるようなので、念のために)。
最近の総目次は、随筆まで拾っていて、索引付きで、つくずく便利になったものだと、感慨もひとしおです(年寄りの繰り言?)。
「探偵趣味」昭和3年3月号の、「創作探偵小説全表」によれば、「歪む心」の掲載誌は、「向上之青年」とのことです。
『蟇屋敷の殺人』の「(わら)ふ仮面鬼」
書き込み文字がつぶれておりましたゆえ、読めませんでした。
漢字では「嗤ふ仮面鬼」でよろしいでしょうか?
>>浜田知明さま
お返事が遅れました。多量の情報ありがとうございました。
国書刊行会「緑色の犯罪」の解説と著書目録で感銘を受けて、リストを作ってみるか、と考えた身としては、まさに嬉しい限りです。
頂きました情報は、次回更新時にでも、反映させていただきます。
「文芸春秋」昭和2年3月号の掲載作品は、「〓(てん)狂院の半時間」
「モダン・アラビヤンナイト―探偵小説家の手帳」=「中央公論」昭和4年4月号
「幸運の魔像」=「家庭シンアイチ」昭和7年1月15日号には、(上)として、三章までが載っています。3回分載では?
「展覧会の怪盗」=「名作」昭和14年11月号は、「真珠等の秘密」の改題再録
書き忘れました。
「オール読物」昭和14年4月号の競作は、「探偵作家コンクール」。三一書房の『海野十三全集・別巻2』に収録されています。
ネット喫茶でキーを叩いていて、ここへたどり着きました。
まさか、甲賀三郎を今の時代に呼んでおられる方がいようとは!
その上この充実ぶり!
私も、「いまだに」の口ですので、少しはお役に立てるかもしれません。
今回は、情報をいくつか。
『妖女乱舞』は、ポケット講談社発行の「文芸・講談」大正15年12月号〜の連載(終了月不詳。昭和2年5月号の八章まで確認)。
「アルセエヌ・ルパン」=「モダン日本」昭和8年11月号は、贋作特集の一編で、甲賀氏のオリジナル・ストーリー。
「屍体の恐怖」は、「犯罪科学」昭和6年3月号〜5月号の連載。
「死後の復讐」は、「報国」昭和9年5月号に掲載。
「廃人の眼」戯曲版(二幕)、「舞台」昭和13年8月号に掲載。
『蟇屋敷の殺人』は、「〓(わら)ふ仮面鬼」の題名で、「読物と講談」昭和13年〜昭和14年に連載(詳細不詳。昭和14年2月号の、全集版52頁〜65頁分のみ確認)。見かけ上、連載より刊行のほうが早くなっています。
「刺青少年」、「子供の科学」昭和11年6月号〜は、『謎の少年』と同一作品。
>佐藤さま
お返事が遅れました。「当選作所感」再録については存じ上げませんでした。ありがたい限りです。
で、論創ミステリ叢書のラインナップ見たとき、おおお、と思わず唸りましたね。とりあえず名前が上の方にいるだけに、期待せずにはいられません。出版物としては今後は更に「探偵小説講話」が出ますし、嬉しい悲鳴です。あとは3桁値段の文庫本が・・・(贅沢です)。
『外地探偵小説集 満州篇』(せらび書房)はまだ未入手でした。それにしても、論創社といい、せらび書房といい、私がとしては全く聞いたこともなかった出版社もいい仕事をしてます。
それと、随筆リストお誉め頂きありがとうございます。翻刻にもお目を通し頂ければ嬉しい限りです。
以下、独り言でありますよ。
というか、あれを全部とは言わずとも、半分以上読んでみた人は果たしているのでしょうか(汗)。
もしそんな奇特な方いらっしゃれば、私に遠慮無く翻刻作業に精を出してくれ、と要求してみてください(苦笑)
アイナット様、ご無沙汰してます。佐藤です。
甲賀の随筆リストを一通り見させていただきました。
こちらもものすごい調査力で驚嘆しました。
ところで、「当選作所感」は西原和海編『夢野久作の世界』(沖積舎91.11、親本は平河出版社75年)に収録されています。ご存知かもしれませんが、ご参考までに。
ところで、論創社の論創ミステリ叢書の刊行予定リストには甲賀三郎の名前もあるそうで、楽しみですね。この論創ミステリ叢書といい、『外地探偵小説集 満州篇』(せらび書房)といい、マニアックすぎる本が立て続けに出ていて、財布が悲鳴をあげている今日この頃です。
蒼龍窟居候人さん
これは情報ありがとうございました。既に早速ではないわけですが、非小説リストに加えさせて頂いております。
しかし「随筆雑誌三十日」という月刊誌?について全く聞いたことも無く、甲賀三郎の活動範囲の広さに今もって驚くばかりです。この様子だと、まだまだいくらでも宝は埋まっていそうです。
では改めてありがとうございました
アイナットさま、
居候人です。
今日別件で、日本近代文学館へ調べ物に行きました
際に、雑誌『随筆雑誌三十日』の第一巻八号(昭和
十三年八月)上に甲賀三郎の「學生狩」というエッセ
ーが掲載されていましたのでご報告します。
内容は、品行下劣な大学生についての批判でした。
では、お体に気をつけてください。
書き込めるようになったようです。甲賀作品で魂を癒されたいんですが、最近は肉体的にも精神的にも疲労が多いです。探偵小説も禁断症状ですし・・・